居抜き物件を賃貸として借りる場合のメリットは、2つあります。
一つ目は、前に使用していた店舗が同じ場所において経営が成り立たず閉店したか、何らかの原因で廃業したかにより空きとなっているため、家賃交渉において優位に話ができるということです。
ロケーションや前の店舗で放置されている残存物など、相手のマイナス面を探し、それを理由に家賃の交渉に踏み切るのです。
目標値として3割から2割は下げてもらいましょう。
もう一つのメリットは、設備にかかる費用を大きく抑えるということです。
厨房機器や口調設備は非常に大きな費用が掛かり、借入による資金調達をすれば、返済がきつくなることもあります。
また、お手洗いなども意外な費用が掛かるでしょう。
居抜きであれば、それらの設備がそのままとなっていれば、費用を抑えることが可能です。
ただし、1つ気を付けておきたいこととして、退去時によくあるトラブルでもある清算の問題です。
入居時に放置されていた状態をしっかりと把握して、またデジカメなどで撮るなどして記録を残しておきましょう。
故障した器具を退去時に放置しておくなどの清算金を取られるなどのことが問題となっています。
また、最初から設備してあるものに関して、処分は大家さんが行うのが決まりであり、入居者が持つことはありませんので、最初にしっかりと確認しておくことが大切です。
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