レストランやカフェ等の飲食店を開きたいという方や、美容室、クリニック、アパレルショップ等の経営を始めたいという方は、テナントを探さなければならないでしょう。店舗や事務所等の物件は事業用物件と呼ばれていますが、何か事業を始めるために不動産を購入するよりは賃貸して営業した方が初期費用を抑えることができます。 ターゲットとなる客層の通りが多く、広さや見た目が希望の条件に合った物件が見つかれば、すぐにでも契約したくなるでしょう。

ただ、テナントだけ借りたとしても設備を一から揃えるためには相応の資金が必要です。レストランやカフェ等の飲食店を始めるなら、厨房設備やテーブルセット、照明器具といった必要最低限の物だけでも揃えなければなりません。美容室にしてもクリニックにしても全てを揃えるまでには数百万円から数千万円単位のお金が掛かるでしょう。 そのような金銭的負担を軽減するのが居抜き物件です。居抜き物件とは以前テナントを借りていた店舗のオーナーが設備や造作を残している状態の物件です。十分使える状態ならそのまま使った方が初期費用を抑えることができます。

テナントを借りる際は不動産業者に仲介を依頼しますが、アパートなどの居住用物件と同じで仲介手数料が発生します。しかし、居抜き物件のように造作譲渡がある場合は造作譲渡仲介手数料となるので不動産業者に金額を提示してもらいましょう。

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